立冬(冬の過ごし方)

立冬は冬の始まり。

11/7(木)は立冬です。
立冬は冬の始まりを表し、大体決まって11/7か11/8になるそうです。(wikipediaより)
11/7の一日だけを指すのではなく、2024年だと11/21までの15日間が立冬になり、立春までが暦上の「冬」となります。

近年は気候が暖かくなり季節感が分かりにくくなっていますが、こたつやストーブなどを出し冬支度をする目安の時期となります。(こたつ開きとも言われるそうです)

最近はこたつを使わないお宅も多いようですが、我が家はこたつが必需品なので毎年必ず出します♪
今日から気温が下がる予報だったので昨日出しました(^^♪

陰の気

これから冬至に向け「陰」のパワーが増していきます。
冬の養生で大切なことは、春にしっかり活動開始できるように体内の「陽」の気を温存する事です。

過度な運動で汗をかいたり、エネルギーを消耗させるような事は控えて、身体を温め体内の「陽」を温存しながら過ごしてください。

これから日が昇るのが遅くなり、日が沈むのは早くなります。
なるべく「陰」の気に身体をさらさないように、冬の養生は

「早寝遅起き」

がおすすめです◎

冬の臓腑は「腎」

冬は五臓でいうと「腎」の季節です。
腎は生命の源である「精」を蔵していて、人間の成長や生殖、老化などに関係しています。

腎が主るものに髪、耳、歯、骨、腰、脳、水分腎が主るものに髪、耳、歯、骨、腰、脳、水分代謝などがあり、腎が衰えると髪が抜ける、白髪、歯が抜け落ちる、骨がもろくなる、足腰が弱る、認知機能の低下、尿のトラブルなどいわゆる加齢に伴う症状が起きやすくなります。

腎を補う

腎を補うには「黒い」食べ物、「鹹味(塩辛い)」食べ物が良いとされています。

黒豆、黒ゴマ、きくらげ、わかめ、昆布、ひじきなど。

また冬は身体を温める根菜類、体内を乾燥から守る白菜、大根なども良いです。
基本的に旬の食べ物はその季節の身体に合ったものです。
冬でもハウス栽培のトマトやキュウリ、フルーツなどが売られていますが食べすぎると身体を冷やしてしまうので食べすぎには注意をしてください。

ツボ押しやお灸がおすすめ

寒くなると何もしたくなくなるし、暗くなると早く家に帰りたくなりますよね。
人間も植物や動物と同じ、自然の摂理の中で生きる生命体の一つです。
自然に逆らわず、その季節に合わせた養生をしながら生活するのが健康の秘訣です◎

冬は心も身体も穏やかに、動きを少なくして過ごしましょう(^^♪

この記事を書いた人

慶kei鍼灸院院長:松田慶子/国家資格:鍼灸師免許取得

免許取得前は整体師として身体に携わる仕事に従事。
免許取得後は仙台市内の鍼灸整骨院にて年間2,000件ほどの施術を行っています。