冬の土用

土用とは

夏の土用の丑の日は有名ですが、春夏秋冬それぞれの季節に土用があります。
それぞれの季節の始まりの立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日間が土用となります。
東洋医学の陰陽五行説では
「すべての物質は木、火、土、金、水の5つの要素で出来ている」
という考えの元、春は木、夏は火、秋は金、冬は水の要素があり、それぞれの季節が始まる前の18日間に土の要素があるとされています。

今は2/4の立春に向けて1/18~2/3までが冬の土用です。

季節の変わり目であるために体調を崩しやすくなる時でもあります。
普段特に意識せず気づいたら季節が変わっていたという方の方が多いと思いますが、季節が変わる時、私たちの身体には目に見えない変化についていくために負担がかかっています。

木火土金水の5つの要素は私たちの身体の臓腑にもあてはめられていて
「土」は「脾」という消化吸収を主る臓腑が担当しているので胃腸の調子を崩しやすくなります。

夏の土用は丑の日に「う」のつくものを食べるとよいとされていますが、冬の土用は未の日に「ひ」のつく物や赤い食べ物を食べると良いとされています。

季節に合った食べ物を食べ、暴飲暴食を避けて健やかに立春を迎えられるようにしましょう◎

この記事を書いた人

慶kei鍼灸院院長:松田慶子/国家資格:鍼灸師免許取得

免許取得前は整体師として身体に携わる仕事に従事。
免許取得後は仙台市内の鍼灸整骨院にて年間2,000件ほどの施術を行っています。