陰陽転化

12月22日に冬至を迎え季節が陰のエネルギーから陽のエネルギーに変わりました。
暗くて寒い冬は私は正直好きではありません(苦笑)
年齢を重ねた近年はクリスマスよりも、陰が極まり陽に転じる冬至が楽しみな日になっています。

22日から数日過ぎただけで朝日のまぶしさが違うような気がしています。
これから春に向けてどんどん陽のエネルギーが高進していきます。

陰と陽

東洋医学では全ての物は陰と陽に分類され、対立する陰と陽がバランスを取り合いながら存在すると考えられています。
なんとなく陰と言うとネガティブで陽と言うとポジティブなイメージを持ってしまいますが、陽ばかりに傾いてしまうのも良くありません。
例えば夜は陰で昼は陽ですが夜が無く昼だけになったら交感神経がたかぶり身体が休まらず身体を壊してしまいます。。。

陰があるから陽があって
陽があるから陰があります(陰陽互根)

そしてどちらかのエネルギーだけが高進し続けることもありません。
どちらかのエネルギーが高進し頂点に達するとそこから反対のエネルギーに転じて行きます。
これを「陰陽転化」と言います。
季節でいうと冬至と夏至がこれにあたります。

当院のロゴにも使用している私も大好きな陰陽太極図はこのような陰と陽のバランスを表しています。
陰と陽はちゃんとうまくいくようにお互いがバランスを取りながら存在し、そんなバランスが保たれることで私たちは健やかに生きることが出来ています。

近年、引き寄せの法則だったり宇宙の法則だったりで言われている
「嫌なことばかり続かないよ」
「嫌な体験の裏には良い未来への導きがあるんだよ」
などという事って結局陰陽論の事だなと思います。

近年しきりに言われていることがもう何千年も前には生きる知恵として確立されていたのだからやっぱり東洋医学は素晴らしい!!!

この記事を書いた人

慶kei鍼灸院院長:松田慶子/国家資格:鍼灸師免許取得

免許取得前は整体師として身体に携わる仕事に従事。
免許取得後は仙台市内の鍼灸整骨院にて年間2,000件ほどの施術を行っています。